2013年3月22日金曜日

BOOTCAMPパーティションサイズの変更仕方

BOOTCAMPの問題について書いたが、そういえば「そのパーティションサイズの変更仕方」について書くと言いながら書いてなかった。

BOOTCAMPでWindows領域を作るときパーティションを切るが、そのサイズを後々変更したい場合があるだろう。私の場合、最初Mac領域を余裕を持って大きめにしていたが、結局(ほぼ)Windows専用機とするためMac領域を最小限にしてWindows領域を広げようとした。

ここで前述の通りいろいろな問題が発生したわけだが、ちゃんと正しい方法をとっていれば、それほど苦労なく変更できる。

・一番確実なのはWincloneを使う方法
Wincloneとは、BOOTCAMPのWindows領域をMacOS上でバックアップするプログラムである。
昔は無償だったらしいが、現在は有償である。ただし高くはないし、その分日本語にも対応しているし、格段に安定している(らしい)。無料であった旧バージョンを使った方法を乗せているサイトもあるが、面倒な上失敗する可能性も高いので、ここは有償でも最新版を入手するのが吉である。

これを使うパーティションサイズの変更手順。

0.念のため、MacOS部分はTimeMachineでバックアップしておく

1.WincloneでWindows領域をイメージ化する
ベタでイメージ化するのではなく利用されている領域のみZIP圧縮して保存される。
しかし、それなりの大きさにはなるので、それを保存できる外部HDDが必要である。
Mac領域内に入りきれば内蔵HDDでも行けるが、難しい場合が多いと思う。
当然、Mac領域を小さくしたいなら内蔵HDDに保存するのはだめ。
なお、NTFSでフォーマットされたHDDには、Paragon NTFSを導入していたとしても保存できない(必ず途中でエラーが発生する)。ネットワークで共有された他のMac上のHDDには保存できる。また、USB-HDDでNTFSとHFS+のパーティションを持っている場合、HFS+領域には保存可能。

また、サイズがサイズだけにそれなりの時間もかかる。夜中に走らすのが良いかもしれない。




2.ディスクユーティリティでパーティションサイズを変更する。
MacOSとWindowsの各領域の配分を変えると言った方がわかりやすいかも知れない。
Mac側にせよWindows側にせよ、元より小さくなる方は、元の領域内で実際に使われていたサイズより小さくはできない(だから、内蔵HDDにイメージを保存するべきではない)。

この作業をしてもパーティション0のMacOS領域は残るが、Windows領域は消えることになる。

3.Wincloneでイメージを戻す
パーティションサイズの変更ができたら、再度Wincloneを起動して、今度はイメージを戻す。
このときパーティションサイズが変更されていることを検知すると、 イメージ展開後にパーティション情報を書き換えてうまく合わせこんでくれる。ここがWincloneのえらいところである。


Wincloneを使う方法は、時間こそかかるが複雑な手順があるわけではなく簡単である。



もう1つ方法を思いついたが、これは試していない。
こちらは、うまくいけば無料でできる。
一応書いておく。

1.ディスクユーティリティを起動
2.Windows領域を「新規イメージ」で書き出す
3.パーティションを変更
4.復元でイメージを戻す
5.TestDiskでディスクを走査し、パーティション情報を再構築させる
 TestDiskについては「WindowsHomeServerのPC復元ディスクの重大バグ」のネタに書いたので、参照あれ。ただし、その動作の仕組み上、パーティションの変更を繰り返してるHDDでは誤動作する可能性も高い。

誰か試してうまくいったら、ご報告いただけるとありがたい。
自分ではもう二度とこんな面倒なことする気はないので。




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