基本的には下記サイト↓
http://henjinkutsu.com/text/pc/macmini2011_upgrade/
を参考にしたが、いくつか間違いがあるので補足しようと思う。
まず、交換前にTimeMachineで内容を外部HDDに全バックアップしておくこと。
BOOTCAMP領域がある場合はさらに、WincloneもしくはWindows上のバックアップツールを使ってバックアップしておく。
交換に必要なものはトルクスドライバT5/T5.5/T6/T8。T5.5がないときはペンチ。それに非常に細い(薄い)マイナスドライバ。多分にほこりも溜まっていると思うので、掃除機とかほこり取りは適当に。
外すねじは、まずは以下の通り。ねじはすべてトルクスねじ。赤線はT8、白はT6だったと思う、青はT5.5。ねじを外す前にメモリは外しておく(外さなくてもHDD交換は出来ると思うけど、念のため)。金属部分に触れて、静電気防止を忘れずに。
青の部分のねじはT5.5と思われ、私の持っているトルクスビットには存在しなかった。しかし、ここは緩いねじなので、ドライバがなければペンチでつまんで外すことが出来る(というか、そうした)。
白線T5の内左2本は2重のねじで、上側=ファンを留めているのがT5(上の写真)、ファンを外した下にあるのがT8で、それを外すと左側の黒のカバーが外れる。
これで冷却ファンが外れるようになるが、電源線のコネクタも抜かなければならない。
このコネクタは基本的には上からはめるだけだが、抜くときは隙間に非常に細いマイナスドライバを入れてゆっくりすき間を広げていく。
その後上の金属網プレートを横によける。基板とは極小コネクタで接続されているので、外さないようにする(外しても良いが、はめるのはちょっと難しいので)。
HDDは黒カバーの下、この位置でコネクタで基盤につながっているので、上に引き抜く。
HDDは手前上方向に引き出すようにする。

外したHDDがこれ。左上に見えているのが、外したコネクタ。
HDDは、横側がT8ねじで留められているので外す。
また、HDD全体に黒いシートがシールでくっついているので、丁寧にはがす。このときにも薄いマイナスドライバがあると便利。
後は、元通りに戻していくだけ。
コネクタ類をちゃんとはめることを忘れずに。
私はメモリが半分しか認識されてなくて再度開く羽目になったので。
上の金属プレートのT8ねじは、このようにちょっと浮いたような感じで閉まるので注意。
くだんのHPではHDD(SSD)の増設を目指しているようで、交換だけには不要な部分のねじなども外すように指示している。それをしようとするとT5.5ドライバが絶対必須。
新HDDへの内容リカバリは2段階で行う。
(1)インターネットリカバリーでOSを戻す。
電源ON時に「command+option+R」を押しっぱなしにして起動する。
ただし、USB-Apple純正キーボードで行うこと。
(Windowsキーでは配置が違いうまく行かない。)
このとき、下記以外のHDDや機器は一切繋がないこと。
(USB)キーボード
(Bluetooth)マウス
有線LAN
モニタ
(2)TimeMachineで復元
Command+Rで起動してTimeMachineから復元する。新HDDの容量が旧と異なっていても問題ない(もちろん、容量的に入りきる必要はある)。
Macはこれで完全復旧する。すごい!
BOOTCAMPがある場合は、Wincloneなどで戻す。
HDDの内容を戻すのは簡単だけど、HDDの交換自体は結構手間がかかるのがMac mini2011の欠点かも。
そうそう、外したHDDを予備に使うとか、そこから内容をコピーするとかいう場合にはSATA 2.5'のHDDケースがあると便利、と書いておこう。うちでもWindows側の設定戻しに重宝したので。
Amazonなら800円くらい。
使ったHDD
使ったドライバーセット(ただし、T5.5はない)