ATOK2013にしてから誤変換が多発した。
ATOK2013は、最初はインストール問題から始まり、入れてからもあまりの誤変換の多さに嫌気がさして利用をやめていた。Google日本語入力を使っていたが、辞書登録がやりにくいのでATOK2011に戻していた。
が、ATOK2011と2013の設定を見比べているうちに「ここが原因ではないか?」と思われる部分を見つけ、やってみたら直った(たぶん)。
・・・まずは、誤変換多発時の変換状況・・・
こんな変換をしやがった。
例
「あさおきたらかだらがいたい」 「かいけつほう」
ATOK2013 「麻生キタラからだが痛い。」 「解穴法」
ATOK2011 「朝起きたら体が痛い」 「解決法」
Google日本語入力 「朝起きたら体が痛い」 「解決法」
昔はFEPの誤変換をあげてネタにしたこともあったけど、最近は効率がよくなっておもしろい誤変換にはあまり出会えなくなった。しかし、ATOK2013では「狙っているのではないか?」と思うほど多発した。
どうも名詞を最優先するようだ。「そこはどう考えても名詞が来る場所じゃないだろ」という場所でも名詞単語を出してくる。しかも傾向として、難しい=あまり使われない単語を優先する感じ。
「使うたびに発見がある」 ではあったが、遊びならまだしも、長文書いているときにこれをやられたら、たまったもんではない。
・・・そして解決法・・・
結局何がいけなかったかというと、辞書設定にて、標準辞書セットには他の変換辞書を入れてはいけないということであった。
↑これが正しい設定で、ここに
を入れたら変換がむちゃくちゃになる。
(角川~辞書は入れても問題ない。)
使ってみるとわかるが、この3つの辞書(だけで)変換辞書として使うと正しい変換を全くしない。
じゃあ、標準辞書を優先にして、これらを組み合わせたらどうなるかと言えば、これが私の所で発生してた誤変換出まくりになるわけである。
ゆえに、これらは変換辞書には設定してはいけない。電子辞書検索にのみ設定する、が正解である。
(3つ全部だけがだめなのではなく、どれか1つでも入れたらだめ。)
ATOK2011でもたぶん同様になる。
なお、いったん3つの辞書を入れて誤変換だらけな状態から外した場合は、学習結果をクリアし、省入力変換辞書や、確定履歴も見直すかクリアした方がいい。変な癖が付いてしまっているので。
そもそもの原因は、変換辞書としては使い物にならないものに、変換辞書として設定をできるようにしていることなので、「設定できなく」してほしい。
・・・余談・・・
先日あったJustSystemの一太郎玄アンケートにも「ATOK2013が全く使い物にならねぇ」と書いてしまった。しかし、今回やった設定は別段特異なものではなく、辞書の意義からすると当然考えられる範疇だから、決して間違ったことは書いてない。よって謝罪する気もない。が、ちょっと後味悪い気もしてる。
ちなみに、これで変換が戻ったからといってATOK2013の変換効率が2011に比べて良いかと聞かれると、「特にそうは思わない」というのが正直なところである。統計を取ったわけではないが、2011の方が変換効率が良いような感じもする。
推測変換に関しては、明らかにGoogle日本語入力の方が数段上。
念のため現在は、ATOK2011/2013、 Google日本語入力を共存させてある(MS-IMEも一応あるけど、全く使ってない)。なお、ATOK2013を導入するときATOK2011も残すように設定すると、2011から2013への単語登録や学習内容などの引き継ぎが行われないようである。極めて面倒。
(引き継ぎさせる方法:
(1)ATOK Sync2011でATOK2011の設定を保存
(2)ATOK2013を導入&2011を削除;ここでATOK2011→2013の引き継ぎが行われる
(3)ATOK Sync2013を導入、2013の設定を保存
(4)ATOK2013/Sync2013を削除
(5)ATOK2011/Sync2011を導入
(6)ATOK Sync2011で設定を戻す
(7)ATOK2013を追加で導入
(8)ATOK Sync2013を導入、設定を戻す;この時点でSync2011は削除される
これで設定を引き継いだ状態で共存環境が出来る。)
ATOKにはさらなる精進を期待したい。
・・・余談・・・
ATOKは「いやがおう」では変換できない。「いやがおうでも」まで入力しないとだめ。
2013も2011も同じ。
変換できなくても推測表示して欲しい。そうでなくても意味合い的に間違いやすいのだから。
Google日本語入力ではちゃんと出してくれる。
やはり推測変換ではGoogle日本語入力が数段優秀。
・・・やっぱり
学習すればするほど馬鹿になるのはATOKの伝統だけど、2013はいっそうその傾向が強い気が。時々学習結果を消さないと誤変換出しまくりになる。
学習は弱めにするのが良いのかも。
使いものにならないので標準を2011に戻した。ソフトウエア
は試用ができないので、買ったけど使い物にならなかった時に困る。
2013年4月21日日曜日
2013年4月9日火曜日
ゼンハウザーHD580のイヤーパッド&ヘッドパッドの交換方法
ヘッドフォンとしてゼンハウザーのHD580を愛用している。しかし購入して10年、さすがに耳当て部分(イヤーパッド)と頭の部分のクッション(ヘッドパッド)がへたってきた。
HD580は装着性も音も非常に気に入っているので、買い換える気は今のところない。
というか家計的に無理。そこで、それらを交換することにした。
調べてみると、イヤーパッド自体は楽天のe☆イヤホンという店で購入できた。送料込みで5250円だった。
また、交換方法についてはここに情報があった。基本的にはその通りに行うのだが、若干情報が少ないので、追記も兼ねてここに記述する。
私は、ヘッドパッド部の修繕にはスポンジとクリアファイルを使った。
・・・
これが10年経過したイヤーパッド。この角度からはわかりにくいが、クッション部の弾力が少なくなり、変色している。また、写真ではユニット部が見えているが、本当はここにも薄いスポンジがあって、見えない。破けてしまっているのだ。

まずはこのイヤーパッドを取り外す。ちょっと堅いが、力まかせで引き抜くしかない。外れると、下にある薄い「元」スポンジシートが見える。、穴が開いてユニットが見えている。
そのシートも外すと、このようになる。
スポンジカスをきれいに取り除く。その上にあたらしいスポンジシートを置く。
さらにその上に耳当て部を置く。そして、このあたりを強く押してはめ込む。
これでイヤーパッド部の交換は終わり。交換部品には手順説明が一切なく、かつ上記情報サイトにもその方法に関する記述がない。いろいろと試して解ったのがこれである。イヤーパッドを自前で修理できないかどうかだが、これはまず無理。
スポンジシートはなんとかなるが、クッション部分がスポンジを布で巻いて接着剤で固定してあるため。よほど腕に覚えがあれば再生できるかもしれないが、極めて難しいといえる。なので、ここは素直に購入したほうが良いかと。
・・・
次はヘッドパッドの交換というか修繕。
こちらは部品は購入しなかった。けちったのではなく、「交換する必要はない」と何故か思い込んでいたためである(同店で買うと2625円)。
実際には、こちらの方が劣化が激しかった。
これがヘッドパッド部分。完全にへたってしまい、膨らみがないのが解る。 まずは、これを取り外す。赤丸の部分の留め具を外せば、ヘッドパッド部分を取り外すことが出来る。
留め具は、隙間にマイナスドライバーを差し込んでひねると外れる。
そうしたら、ヘッドパッド部をスライドして引き抜く。
外したのがこれ。スポンジ部が融けて完全にぺしゃんこになってる。

裏を向けてスポンジ部あたりをカッターで切り抜く。オルファカッターなら、一番浅く刃が出ている状態でちょうどであった。切り抜いた片は再利用しないので破棄してもかまわない。

中はこんな状態。ウレタンスポンジが加水分解と皮脂でどろどろになっている。
これを水と洗剤で洗いながら出来るだけ取り除く。 それだけでは完全には取れないので、あとは古布などでこすりながらきれいにしていく。ウレタンは、普通に家にある洗剤などでは溶かすことが出来ないのでこの方法しかない(と思う)。すると最終的には、布地の袋部が現れる。

乾燥させている間に、その袋部より一回りくらい大きいのスポンジブロックを作る。
私が使ったのは、とある筋から入手してあった導電スポンジであるが、普通のスポンジ、もしくは、弾力性のある布を詰めてもいいと思う。スポンジの場合、穴と同じ大きさではいけない。若干大きめの物を無理矢理入れ込むことで弾力が出る。
スポンジを切り抜いた部分の蓋にはクリアシートを使った。これをヘッドパッドと同じ大きさに切っておく。
ヘッドパッドを元に戻す。まずはクリアシート片をヘッドパッドが入る部分に入れておく。
その上から修理したヘッドパッドを入れる。これでクリアシートが蓋の代わりになる。
そもそも隙間がほとんどないので、ヘッドパッドに対して接着しておく必要はない。
入れ込んだら、留め具を戻す。まずは片側だけをはめ(他方は浮いた状態)、後でぐっと押し込む。
これでヘッドパッド部分も修理完了。結果、これほどふっくらとする。
多少手間はかかるが、これで、購入当時の装着感が戻った。
乾燥時間も含め、1時間見てればいいのはなかろうかと思う。
これを書きながら、PCの排気で乾燥させてた、というのは秘密でもなんでもない。
これもリサイクルの一種。
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